本当は前の日記に載せるつもりだったのですが思ったより怪文書濃度(人類の言語で文字数を指す)が高かったのでこちらに移しました♨
それでは早速。
みんなはアイドルマスターというコンテンツ群を知っているかな?
そうだね、限界集落だね。
限界集落で始まった突然の蠱毒。オタクはすぐ対立煽りをする。悪い癖ですね。
ほぼ同時期上映に同脚本家という大変攻めた内容でお送りする本作だが、個人的には良い傾向だと思ったし、実際面白かったのでリキのある脚本家に同時処理してもらうのは新しい試みだと感じた。
♨は典型的な嫌味・シャニPだったのだが、これを機に自身の浅薄さを自覚することになったし、誠実に生きるのは大切だと思いました。
というわけで書いていくが、ミリについてはかなりの浅瀬ちゃぷちゃぷなので主にシャニ(ゲシュマイディッヒパンツァーってカッコいいよね)について書くことになると思います。
果穂シコは違憲。日本国民なら知ってるね?
よしなに。
アイドルマスター ミリオンライブ!
ミリは基本的にかなり内向きにしかコンテンツ供給を行わないため、正直アニメ化するという話を聞いたときは驚いた。
まだそういう情熱残してたんだぁと思いまして……(ド級の失礼)
開幕からこういう話をするんじゃないよ!やめやめ!
さて、内容としては従来のアニマスを踏襲しながら、ひとつひとつブラッシュアップをかけていく堅実な構成。
完全3D化への移行というフックがあったがむしろライブシーンが映えて評価ポイント。
放送枠はなんとニチアサ。本気度が高い👺!
一応キャラクターごとにチーム分けはされていたが、ほとんど個人個人の掘り下げを行う方向で終始しており、40人近いキャラがいながら全話見終わる頃には大体のキャラの名前が言える異常事態になっていた。
とはいえ優遇というか使いやすいキャラクターはやっぱりスポットが当たる機会が多いのは仕方ないかな。
一からスタートのシャニとは違って超偉大な先達と同居する世界線なのでそれが良くも悪くも作劇に影響を与えてくる。大体は良い方向だったのでこれは脚本家のパワーですかね。
基本的に1話からエンジンはかかりっぱなしだったのだが、個人的にブーストしたのは9話。
デビュー戦で765プロオールスターズのバックダンサーを務めることになった未来たち5人の回で、リハで自信を失いかけたチームを先輩の皆様方がカウンセリングすることになる。
これまでのアニマスだったらこういうのはプロデューサーの役割だったのだが、先輩という説得力の塊がいるので正しい使い方だと思った(何目線ですか?)
ちなみにPもPでバネPからカウンセリングを受けてたのがちょっと面白かった。ところでバネP意図的にえっちに描かれてない?気のせい?
ラストのライブシーンでREADY!!がかかったとき少し泣いちゃった(オタク)
先行上映第3幕見たオタクここからスタートしたのマジ?俺も混ぜてよ(陽キャ)
豊洲では最後の最後までやってたらしいけど劇場で見たくなった頃には終わってた。なんなんだよクソが(斑鳩ルカ)
最終話はほとんどライブで構成される少年ハリウッド方式(これ言ってるの俺しかおらん)
既存曲をほとんど知らない浅瀬なんですけど多分刺さる人には刺さる曲たくさんありそう。ナメやがって(斑鳩ルカ)。俺も混ぜてよ(陽キャ)。
機材トラブルというありがちな舞台装置の上に観客が場を繋ぐという視聴者参加型にしたことで没入感を高める演出、よく考えたなぁと思いました。
私は継承の物語が大好きなので765オールスターズから渡されたバトンが未来たちの手に渡り、その熱量が観客に渡り、それをまた未来たちが返す。とても良いサイクルができていました。良い監督と脚本家に恵まれて幸せです。
総じて非常に丁寧かつ初学者にも優しく作られており、アニマスにありがちな悪しき伝統はほとんどありませんでした。
久々にアイドルアニメで熱くなることができた。
ありがとうアイドルマスターミリオンライブ。
その他雑感。
・OPクレジットを最初の方に全部消化してライブシーンだけ見せるやつすき。
・母親と同じ名前のアイドルがいるのマジ勘弁してほしい(知るか)
・監督も脚本もアイカツの人なので、実質アイカツなどと呼ばれているのですけど、アイマスペーはすぐに実質アイマスなどと言って他コンテンツを侵略してきた歴史があるのでその痛みは甘んじて受けるべきですよ(オタクすぐ仮想敵を攻撃する)
・水着回あるんだぁと思ったけど今どきプリキュアでも存在するからさもありなん。ところでチュパカブラって結局なんなんすか?
・ちょうどこの作品放送中に異次元フェスがあったんですけどそれを鑑みるに今作の選曲は相当マジメですね。ウンバボ言わなくてよかった。
・自分馬場このみ行けます。行かしてください。
・ニチアサでなんだその乳は桜守歌織。ふざけるな、ふざけるなよ……。
・気がついたら桜守歌織の3万円のフィギュア予約してた。ふざけるな、ふざけるなよ……。
・ふざけるな、ふざけるなよ……。
アイドルマスター シャイニーカラーズ(1-8話)
さてシャニの方。
シャニはサービス開始からやっているのだが(アイマスペーは威嚇するとき自身の遍歴を話す習性があります)見覚えのありすぎる景色と読んだ気がするシナリオでお送りされていたため、安心感のあるスタートとなった。
とはいえ、ミリと違ってキャラクターの掘り下げというよりユニットごとのシナリオ消化に終始していた感があるので、初学者向けというより既存ファン向けの作品だと感じた。
こちらも完全3Dアニメでお送りされているが、グリグリ動くミリとは対照的に動きはかなり硬い印象。水の表現がヤバくてなんか飲み物がまずそうだった(小学生並の感想)
シナリオは元となるenza版のシナリオをベースにアレンジを加えて1ユニットにつき1話使ってお送りするといった形で、これゼミで習ったことある!とオタクはキモい笑いをしていた。
また、WINGは単体アイドルではなくユニットで出場するという合理的な変更をされており、ネタバレすると全ユニット敗退するのだが敗退シナリオを1話使って描くという手間のかかる丁寧さを発揮していた。
その後全ユニット合同の1stライブを開くという話の運びになったため、PiCNiC BASCKET!(アイドルマスターシャイニーカラーズenza版に存在するシナリオイベントのことを指します)をやって終わりかなぁという感じしてますね。
ストレイライトが好きだけど複雑な感情を持っているので(シンギュラリティ)アニメで見たいか見たくないかって言われると結構悩みどころです。
はい。
総じて非常に丁寧に描いているが、恐らく1話に必ず全ユニットを出すことを義務づけられており、ミリと違って制約の多い筆運びをさせられたんだろうなぁとオタク特有の汚い想像をするなどした。
この作品で面白いと感じたのはカメラワークと音響。
ライブシーンでは車や子供、観客などその場にいる存在と同じ目線でカメラを固定していた。
基本的に一つのカメラでキャラクターを映しており、ドキュメンタリーのような平坦さを印象を受ける。
そして種明かしとして中盤で283プロに密着したTV番組が放送されるため、恐らく意図してやっているものと理解した。
また、音響に関してはかなりこだわっており、特にライブシーンでは大雨の屋外では響かないように、屋外ステージでは音が広がるように、ライブハウスでは音が籠もるように作られており、5.1chで聴くことが前提の音作りをしていた。
同じ制作会社のシドニアの騎士でも音響のこだわりに関しては凄まじい執念を感じたので、ここがこの会社のウリなんじゃないっすかね(適当)。
なんというか全体的に深いところまで作品を理解している人が作っているというのは感じたのだが、それを伝える能力に欠けているという印象を今のところ受けている。
♨はもうシャニ6年生なので様々なところからネタを拾っていることに気づけてはいるが、初学者が見たら全然響かない作品になるのではないかと危惧している。というか、なるだろう。
最近シャニソンで大怪我したばかりなのでこれが衰退の最後のキーにならないことを祈るばかりです。
その他雑感
・やっぱり真乃スカウト辺りのプロデューサー不審者すぎませんかね?イケメンじゃないと許されんムーブですよこれ
・シャニPという存在はもはや神格化されつつあるのでお絵描きオタクが誰も今作PとシャニPを同一視してない現象面白いね。女性声優とキャラクターは同一視するくせに。
・enza版シャニが好調なスタートダッシュになったのは白瀬咲耶の存在が大きいと思っているのだけど、今作のスタートもアンティーカが切るのは当時を思い出して良かった。
・……わかるな?
・多分スタッフは樹里ちゃんが好き。表情が異様に豊かなので。
・レッスンが永遠にダンスのみなのビルドファイターズトライでヤスリがけしかしないガンプラビルダー思い出しちゃった。最悪の作品消化の仕方ですね。オタクは真似しないように。今シャニのプラモが絶賛発売中なのでみんな買ってね。みんな買ってるからクッソ品薄なんですけどね笑笑笑。笑い事ちゃうわ。
・一緒に行ったオタクが初学者だったんだけど「果穂シコってもしかして違憲?」って感想が出たのが一番面白かった。違憲だよ。
・プリンをたくさん食べるな天井努。
・カバンをバーのカウンターに置くなプロデューサー。
・7,8話くらいに出たまみみの座り方が可愛い(オタク)
・飲み物チョイスが必ずエナドリ100のまみみが可愛い(オタク)
・まみみが可愛い(オタク)
まとめ
個人的には双方共にかなり楽しめた。
特にミリに関しては本当に今まで興味がなかったのだがメチャメチャに心を掴まれてしまってフィギュアまで買っちゃうんだからチョロいオタクって感じで恥ずかしいねコレ(賢者のアビ)
対立厨みたいで嫌なんですけど、一応ニ作品見たので比較はすると、作品の出来としては圧倒的にミリ優勢だと感じています。
シャニの残りは1月上映なので追記はするけども、流石に相手が悪そう。
でもそんなことはどうでも良くて、大切なのは限界集落にも新しい風を吹かせようとスタッフたちは努力していることだと思います。
この作品群に一抹の未来を感じた、とても良いことです。
願わくばこの努力が実らんことを、コンテンツとして長続きしてほしいなぁと思います。特にenza版。お前が終わったら俺が困る(なんなんだよ)
ではオタクたち、また次の怪文書で会いましょうね。
おわり
追記(2024.1.7) アイドルマスター シャイニーカラーズ(9-12話)
シャニメ3章見てきたので追記するなどします。
結論から書くと、想定は超えてきた。
話の流れとしては新曲ツバサグラビティの歌詞を読み取りつつキャラクターのオリジンを作り出し、その後シャニ最初の曲であるSpread the Wings!!を作中のクライマックス曲として提供する内容。
歌詞の解釈を作品でやるってステルスインベーダーがファイヤーとか言ってるバカで無能でカスの作詞やってるユニットにはできませんね。
ストレイライト曲の作詞家の悪口は普段ツイッテイア(ギリシャ神話に登場するSNS)で散々やってるのでこのくらいにしてやる。
さて、原初の曲をラストに持ってくるという展開は当然オタク好みなわけだが、それより上手い構成だと感じたのはその内容を自然にenza版シナリオのいくつかを組み合わせて再構築していたということ。
具体的にはストーリー・ストーリー、銀曜日、PiCNiC BASCKET!辺りを骨子にしていた。
オタクに言ってもわからんと思うんですけど要はこれゼミで習ったことある!!をしていたということです(例えもオタク)
PiCNiC BASCKET!というカードを切ったということは皆様ご存知の通り新ユニットのお披露目があるわけですが(ご存知あるか)、今作でもストレイとノクチルの顔見せがあった。
つまり2期をやるつもりは満々ということである。
が、先の怪文書でも記載した通りこの作品はenza版アイドルマスターシャイニーカラーズを深く理解しているがそれを伝える能力に大変欠けており、その悪癖は3章まで治っていなかったので2期をやることはないでしょう。
少なくともこの作品で新規を獲得することは不可能です。断言します。残念である。
が、既存ファンとしてはそこそこ満足かなぁといったところです。
特にライブシーンは少年ハリウッド方式(また言っている)どころか2話またいでほぼ全編ライブで埋めるという攻め構成で行っており、着替え時間によって他のユニットが到着せずそわそわするなど大変シャニらしい文脈で対話してきて面白かった。
シャニはゲーム中で思い出アピールという必殺技を撃つことができるのだが、実際に思い出アピールを映像化するとこうなるのか~という体験が出来たのも良い。
あとは雑感。
・果穂シコは違憲。
・髪下ろして着崩してる夏目Pえっちですね。よくないですよ。
・先立ってダンスレッスンしかやらないと言っていたが、ボーカルレッスンもしてた。ビジュアルレッスンはViのViの字も出なかった。多分sSSR足りてないんでしょうね(なんのこっちゃ)。夏目Pさん、無課金ですか?
・都合のいいときだけ生えてくる七草はづき面白すぎ。ゲームにも実装しろバカ。
・音響のこだわり方は相変わらず常軌を逸していた。炊飯器の中にいる米視点から聴く凛世の声とか意味わかんねぇよ。書いてる俺も意味わからん。
・灯織の「輝きをみんなに届けよう!」とかアンティーカ枕投げとか本来の人とは違う人がそれをやる構成を書くのが非常に上手い。多分初学者そんなことやってもわかんないよ。
・エナドリ100以外も飲んでるまみみかわいいね(オタク)
・髪わっさわっさするまみみかわいいね(オタク)
・移動中常に寝てるまみみかわいいね(オタク)
総じてシャニメは個人的には良かったが、世間には受け入れられないだろうという作品だった。
シャニソンも普通にコケたことだし、シャニマスに未来はないが俺はこの泥舟と一緒に最後まで生きるよ(千翼)。
今度こそおわり。